来週の月曜日から、おそらく今年一番の大きなグループツアーが始まります。
「大きい」というのは人数でも日数でもなく、実は1団体あたりの旅行費用のこと。
金額ベースで見て、中央観光トラベルの歴史の中で、過去5本の指に入る規模の案件です。
そんな大仕事を、受注から今日までずっと進めてきたのが、入社してまだ2年ちょっとの「河内さん」です。
この案件が動き出してから、一つひとつ丁寧に、お客様とのやり取り、現地との調整、見積り、旅程、下見と 本当に大変だったと思います。
もちろん僕もずっとフォローには入っていますが、出発が近づくにつれ、
彼女の緊張感が高まっていくのがひしひしと感じられました。
大きな仕事を任された責任。
ミスが許されないというプレッシャー。
そして何より、「自分の仕事が、会社の看板を背負っている」という自覚だと思います。
たぶん今夜は眠れないかもです。
いや、僕も過去、大仕事の前夜は、興奮と不安が入り混じって眠れませんでした。
いまでも飛行機がからむ添乗のときは、うまくいかなかったときの夢を見たりします。
でも、そういうのを何度も越えて強くなっていくと、 そう信じています。
そして、ツアーが始まれば、きっと何かしらのトラブルは起こります。
それでも、「お客様の満足度」を守るために瞬時に判断して動く。
それがプロの仕事です。
だからこそ、僕から河内さんに伝えたいのは、
いまは「楽しむ気持ちを忘れないでほしい」

弊社の壁に掲げてある言葉に
「ふっけえ考えんな(深く考えるな)」という新潟のトラベルマスターズ鹿島社長の言葉があります。
いまはそんな局面です。
僕もスタートから数日は東京でフォローに入ります。
社内のメンバーも全力でバックアップします。
誰かひとりの力ではなく、チーム全体で支え合いながら、
この大仕事をやり遂げたいと思っています。
ツアーが無事に終わったとき、
彼女はきっと、ひと回りもふた回りも成長しているはずです。
「やりきった」という実感とともに、
今後どんな案件にも立ち向かえる自信が身につくのではないかと。
河内さん、がんばりましょう。
終わったらうまいビールで乾杯しましょう。
でも、今夜はちゃんと寝てくださいねー。
