今日は月に一度の個別ミーティングと全体会議の日でした。
一人のスタッフとの面談で「最近、自分でいろいろ調べるようになったねー」とほめました。
彼はもともと製造業出身。旅行業に転職してきて4カ月、わからないことがあるとすぐに私に聞いてきていました。もちろん、それ自体は悪いことではないです。
でも、同じような質問が何度も出てくる。
「理解して身についているか」というと、そうではないことも多いと感じていました。
旅行の仕事は特に添乗業務をしているときなど、けっこう“想定外”との戦いなんです。
部屋がうるさい、雨が降った、船が欠航になった、食事制限で予定のレストランが使えない…などなど
トラブルは日常茶飯事で、予定通りにいかないことばかりです。
そしてそれに対するマニュアルもない。
だからこそ、「できなかったときにどう動くか」が大事だったりします。
僕はこの“できなかったときに何をするか”は、旅行に限らず、ビジネス全般に共通する力だと思っています。
そしてそれは日々の鍛錬で大きく上達していきます。
自分で調べて、試して、失敗して、また調べて。
その繰り返しの中で、“自分の力”になっていくのではないかと思います。
うまくいかないときに、手を止めずに動ける人。
それが結果を出せる人、 逆に、うまくいかないときに止まってしまう人は、いろいろチャンスを逃してしまうと思います。。
たしかに「タイパ」も大事です。
でも、そこにいくつくまでの過程も大事です。
思い通りにいかなくて、試行錯誤して、あれこれ動いて、最後に形になったとき
その瞬間こそが、“仕事って楽しい”と思える時間だと感じております。
