外国人レンタカー交通事故について

訪日外国人によるレンタカー利用と交通事故 の記事が出ていましたので。今日はそのことについて。


訪日客の増加とレンタカー需要

日本を訪れる外国人観光客は急増しています。
訪日外国人旅行者のほとんどは個人旅行。
そして移動手段も公共交通だけでなくレンタカーを選ぶケースが目立つようになってきました。

静岡も例外ではありません。富士山や伊豆、駿河湾エリアは電車やバスだけで回り切れない観光地が多いため、「レンタカーで自由に旅したい」という需要は今後さらに高まると思っています。


富士五湖での事故データ

先日、読売新聞の記事(リンクはこちら)を目にしました。
富士五湖地域では、外国人観光客が運転するレンタカーによる 物損事故が昨年770件(暫定値)発生。前年の417件から 約1.8倍 に増えています。物損事故全体の約2割を占め、人身事故も前年は0件だったのが昨年は4件にのぼったとのこと。

これは決して小さな数字ではありません。観光客が増えれば事故件数が増えるのはある意味当然かもしれませんが、地域にとっては深刻ですよね。


誰が事故を起こしているのか

ただし別の記事によると、外国人ドライバーの事故の 約90%は日本の運転免許を持っている人 によるものだそうです。
つまり、短期滞在の観光客が国際免許で運転しているわけではなく、日本に住んでいる外国人が観光目的でレンタカーを借りて事故を起こすケースが多い ということえはないかと考えています。

中国とかの国際免許の不正使用や無免許運転がクローズアップされることが多いのですが、実際には合法的に免許を持っている外国人が事故を増やしている。
もちろん訪日観光客の事故も問題なのですが・・。


私の実感とこれからの対応

実は以前記事に書きました、ひっそりと観光用ハイエースのレンタカー事業を始めています。
https://note.com/cktrave/n/n824e430cc80a

正直、ぜんぜん軌道には乗っていませんが、最近ようやく問い合わせや予約がぽつぽつ入るようになってきました。
外国人にも貸出可能にしてありまして、9月には清水港に寄港するクルーズのお客様に、初めて貸し出す予定もあります。

事業者としては、「事故のない貸出」を徹底することが最大の責任です。
これから資料や説明をさらに充実させて、多言語での注意事項を整備して、万一の時の保険や連絡体制も確認しておかなくてはいけないと感じました。


静岡市は

私の肌感覚ですが、クルーズ以外の訪日観光客は、静岡市にほとんど来ていません。
PR不足と思われがちですが、僕は静岡県東部地区の世界遺産・富士山は東京から来るケースが多く、日帰りもしくは山梨県の宿泊になってしまうからだと思っています。まさに静岡は通過点。
ライドシェアが進まない状況で静岡市に観光客を呼び込むには レンタカーの充実もひとつの選択肢ではないかと思っています。

私は「静岡を売るプロ」として、観光客にとっても地域にとっても安心できるレンタカー利用の形を、少しずつ整えていくつもりです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP