今日は「旅程管理主任者」、いわゆる添乗員の資格について書いてみようと思います。
というのも、新入社員には、この資格を取ってもらうようにお願いしてるんですよね。
「添乗員って資格がいるの?」と意外に思われることもあるんですが、はい、いります。
正確には「旅程管理主任者」って名前の資格で、これがないと添乗員としてお仕事ができません。
「旅程管理主任者」ってどんな資格?
まず、この資格には2種類あります。
・国内旅程管理主任者
・総合旅程管理主任者(これを持ってると海外にも行けます)
国内だけなら合格率は90%以上。
総合でも70〜80%くらいと、そこまで難しい資格ではないです。
僕も一応、総合旅程管理主任者を持ってます。
でもね、実は…一度落ちてます(笑)
今でこそeラーニングもあって便利になったんですが、僕の時代は東京で2日間だったと思います、1日目が研修で、2日目が試験みたいな。
で、1日目の研修が終わった後、「せっかく東京来たんだから飲みに行くぞ!」ってなりまして(笑)東京をしっかり堪能しすぎて、翌朝、起きたら試験が始まってました。
会社には正直に言えなくて、「英語が難しかった」なんて言い訳してごまかしました…。
費用とスケジュール感
最近はだいぶ楽になっていて、
・eラーニングで研修
・試験だけ会場に行けばOKなので1日で終わります
受講料は23,700円でした。
交通費も入れるとざっくり35,000円くらいですかね。
添乗員の資格、なんで必要?
基本的に、旅行会社が主催するツアーには必ず添乗員が同行しなければいけません、だから、添乗業務に携わるなら、ほぼ必須の資格です。
ちなみに、インバウンドはこの限りではないので、実は資格がなくても同行できたりします。(でもまあ、持っておいて損はないです)
昔は大変だったけど、今はチャンス?
コロナ前までは添乗員って割に合わない仕事だなぁ…と思ってました。
拘束時間も長いし、日当も安かったし。
でも、最近は状況がかなり変わってきていて、報酬もかなり上がってるみたいです。
そして今は旅行業界、添乗員がいなくて困っているので、、「ちょっとやってみたいかも」と思ってる人は、今がチャンスかもしれません。
添乗員に向いてる人って?
「旅が好きだから添乗員になりたい!」というのは大事な動機ですが、旅が好きな人ほど、ギャップに苦しむかもしれません。
なぜなら、自分が楽しむ旅と、人の世話をする旅って、全然違うからです。
必要なのは、
・全体を見渡す目(俯瞰力)
・トラブルにも動じない対応力
・そしてホスピタリティ
「この人たちが、今日一日を楽しく過ごせるように」
そんな気持ちで動ける人が、やっぱり向いてるなと感じます。
個人的には、旅行の仕事は企画から添乗・精算まで全部やるのが一番楽しいと思っています。自分で考えた旅を、自分で実行して、お客様の反応を見る。これが醍醐味だと思っています。
添乗員ってどんな仕事?とか、いま添乗員で悩んでいる~という人は、
新潟にある「トラベルマスターズ」さんのツアーに参加してみるのがオススメです。
ここの添乗員さん、めちゃくちゃプロフェッショナルです。
その話はまた別の記事で。