今年11月、私たち中央観光トラベルではイタリアからインバウンド団体客を受け入れます。
その下見のため、先日イタリアの旅行会社の社長が突然来日。
名前はパウロさん。
陽気でよく笑い、気配りも抜群。そして、僕と年齢も近く、旅行業のキャリアも長い。
お客様目線で要所要所をしっかりチェックしてくる姿勢が本当に素晴らしい方でした。

僕は東京から松本まで、2.5日間の同行アテンドしました。
今回、弊社スタッフの河内が7日間にわたりフル同行。
私はそのうちの東京・鎌倉・江の島・山梨・松本の2.5日間を担当しました。
その後の松本・高山・金沢・大阪・京都・姫路の行程は、新入社員の押見さんにも協力してもらいました。
私は静岡での業務があったため、現地での対応はバトンタッチ。押見さん、ありがとう!
細かい視察、でもありがたいです
パウロさんはとにかく丁寧に現場を見て回り、細かい希望や変更点をその場でどんどん伝えてくれました。
例えば、
食事に関しては、ライスはあまり食べないとか
対応の悪いレストランはダメとか
・・・たぶん半分以上のレストランが変更になりそう
「忍野八海」はアジア圏には人気だが、イタリア人には少しピンとこない様子
なので、以前別グループで大好評だった「久保田一竹美術館」を提案してみました。
そして極めつけは「エスプレッソタイムを1日5回いれてほしい」というリクエスト(笑) → さすがに無理なので、1日1回でご提案しました
こうした細かな要望も、「弊社を選んでくれたパウロのため、日本に来てくれるお客様が最高の思い出を持って帰れるように」変更は大変ですがそこに真剣な意図がある以上、こちらも全力で応えたいと思えます。
手土産で“静岡らしさ”をお持ち帰り
今回も恒例の“静岡手土産”を用意しました。
まずは安倍川餅、もちろん「やまだいち」。
賞味期限の関係で旅行中に食べていただきましたが、喜んでくださって何より。
そしてもう一つは、静岡おでん。こちらは「おだっ喰い」のレトルトパック。
「これはイタリアに帰ったら、奥様とぜひ食べてくださいね」と言ってお渡ししました。
ちゃんと「おでん粉」の使い方も説明したんですが……理解できたか??たぶん

難しいな・・・ちょっと不安です(笑)
今回の急な来日にしっかり対応してくれた、インバウンド担当の河内には本当に感謝です。
7日間フル同行、休みなく現場でメモを取り続け、笑顔を絶やさず頑張ってくれてます。きっと相当疲れていると思いますが、その姿勢には頭が下がります。
そして、新入社員の押見さんにも感謝!
なんと入社3日目で金沢出張&運転係を快く引き受けてくれました。
そのおかげで私は静岡で別業務に専念できました。本当に頼もしい新人です。

11月、いよいよ本番へ
今回の下見があったからこそ、ツアーの行程もぐっと“イタリア人仕様”に磨きがかかりました。
高齢の女性が中心の団体旅行。おしゃれで、食事にこだわりがあって、文化や美術に感度が高い――
そんなお客様たちに、「来てよかった」と言ってもらえるよう、きっちり準備を進めていきます。
11月、イタリアマダムたちの笑顔が静岡にあふれる光景を想像しながら、
私たちは今日もせっせと仕込みを続けますよー