静岡県を流れる「大井川」。
個人的に大井川流域はかなりのポテンシャルがあると思っていまして、今日はその話。
まず何がすごいって、1級河川の川沿いに大型バスが通れる立派な道路が続いてて、しかもすぐ横には大井川鉄道の線路も並んでる。
そしてアクセスは抜群。
東京からも名古屋からも車で2時間あれば金谷まで来てしまうし、
新幹線の駅(静岡・掛川)からもそれほど離れていない
まずこの立地で、河川+道路+鉄道がレベル高く整っているところは、僕も日本全国いろいろいっていますがあまりないように思っています。
温泉も最高。川根温泉と寸又峡温泉!
そして大井川は温泉もすばらしいものがある。
川根温泉。
ここ、露天風呂に入ってると目の前をSLが「ポーッ!」って通るんです。
汽笛聞きながら温泉につかれるなんて、全国探してもなかなかないですよ。
しかも泉質もバッチリ。しっかり体の芯から温まります。
寸又峡温泉。
こっちは、「夢の吊橋」で有名なエリア。
エメラルドグリーンの水面に、渓谷の絶景。
吊橋を渡るときのあのスリルと、温泉でほっとひと息つける感じがたまらないんです。
お湯もトロッとしてて、いわゆる「美人の湯」タイプ。肌がすべすべになるって評判です。
SLとアプト式鉄道と、井川の絶景
大井川鉄道はSLがあります。最近はトーマスが有名ですが。千頭駅からは、日本で唯一のアプト式鉄道に乗れるんです。
アプト式っていうのは、歯車で急な坂道を登る特別な仕組み。普通の電車じゃ登れないような山奥へ、グイグイ進んでいきます。
途中の「 奥大井湖上駅」。まるで湖に浮かんでるみたいな「奥大井湖上駅」っていうめちゃくちゃ映える駅があるんです。COOL JAPAN AWARD にも選ばれていて、実際、インバウンドでも大勢のお客様が来ています。
個人的には、ここから歩いて行ける 「奥大井湖上駅〜接阻峡温泉会館」まで続く散策道が、気持ちよくてお勧めだったりするのですが。

南アルプス登山の玄関口でもある
大井川の上流、静岡市井川地区や川根本町の椹島(さわらじま)・畑薙(はたなぎ)周辺は、登山の拠点としても整備されています。赤石岳・聖岳・光岳(てかりだけ)など、標高3,000メートル級の名峰への登山口が点在する「南アルプス南部登山の静岡側の玄関口」だったりします。山梨県側から登山される方が多いのですが、インバウンド目線で考えるとアクセスもいいし静岡県側にも優位性はあるのではないかと思っています。
川、アクセス、道路、鉄道、温泉、景色、登山・ハイキングが高いレベルで揃っているのが 大井川流域だと思っています。河川を使ったアクティビティが少ないように思いますが、インバウンドも事消費がメインになっていくなかで近い将来「大井川流域が注目される」ときが来るのではないかと思っています。