先週、茨城県古河市で開催された「MG(マネージメントゲーム)」に参加してきました。
もともと予定はしていなかったのですが行けなくなった方の代打のお誘い。聞けば開発者である西順一郎先生ご本人が登壇される貴重な回。初心者の私が大丈夫なのか??。
前日の浜松からなので長旅でしたが、それ以上に得られるものが大きい学びの時間でした。

そもそもMGとは?
MGとは、もともとソニーが社員教育のために開発したゲーム型の研修です。
参加者はそれぞれが社長となり、製造業の経営を5期分シミュレーションします。仕入れ・生産・販売・投資・人件費の決定など、すべて自分で判断。
その結果を会計表に手書きでまとめ、利益・損益分岐点・自己資本比率などを算出していきます。
西先生「ありがたい」
今回は、その開発者・西順一郎先生が登壇される回でした。ユーモアを交えながら話す姿に感激を通り越して「ありがたい」、という教祖と信者のような感覚でした笑
西先生の話の中で
「Plan(プラン)・Do(ドゥ)・See(シー)、計画して・実行して・味わう」
Seeが反省ではなく味わうという、その言葉がとても印象的でした。深い。


2月までに50期やる目標
1回のMGで5期分を行うのですが、私は今年度(弊社の期末である2月)までに50期という目標を立てています。
現在は25期まで終わったところ。ようやく少しずつ「何を見て判断すればいいのか」が分かってきた感じです。
最初の頃は周りの方々に迷惑をかけながらの参加でしたが、最近はなんとか一人で計算をまとめられるようになりました。
MGでは、毎期ごとに「会計表」を手書きで作成します。
数字を少しでも雑に書くと、どこかで必ず計算が合わなくなる。
結局、丁寧に何度も何度も書いていくうちに間違えがなくなり、自然と仕組みが頭の中で整理されてくる感じがします。だから手書き大事。
学びの場=利益につながるか?
大人になってからの学びや異業種交流は、「結局、利益になるのか?」という視点が必要だと思っています。
ただ、世の中には「すぐに効果が出るもの」と「すぐには見えないけど、後で効いてくるもの」があると思っていて、MGは後者なのかな、と感じています。
世の中の「良いもの」って、意外と万人受けしなかったりするのですが
それでも「自分にとってこれはイイ」と思えるものを続けていくことが大事かなと思っています。筋トレみたいな感じですね。
古河はいい街でした
今回の会場は茨城県古河(こが)市。
正直、行く2日前まで「ふるかわ」と読んでいました(笑)。
初めて訪れましたが、石畳の道や蔵造りの建物が並び、どこか埼玉の川越を思わせるような趣ある町並みでした。
立派なお寺がたくさんあって、早朝に町歩きも楽しみました。
気持ちよく歩き過ぎて写真を忘れていました

よく学び、よく飲む
ちなみに今回の2泊3日は、「よく飲み、よく学んだ」旅でもありました。
前日は浜松で飲んで、東京までの新幹線で飲んで、着いた日の古河で飲んで、MG初日夜も飲んで、2日目も飲んで、帰りの新幹線でも飲んで…(笑)
でもその中で、たくさんの経営者の方と交流し、気づきも多かった。
「数字の話」も「人生の話」も学びが深い3日間でした。
