バンダイの新工場に行ってきました

中央観光トラベルの加藤です。
静岡は富士山やお茶といった定番の観光資源もあるのですが、実は“模型の街”というもうひとつの顔があります。今回は新しくできましたバンダイの新工場「BHCPDII MUSEUM(BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN II)」に行ってきました。

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静岡は模型の街なんです

静岡市は、プラモデル産業の中心地として全国に知られています。タミヤ、ハセガワ、青島文化教材社、そしてバンダイ。誰もが一度は手にしたことのあるメーカーがここに集まっています。毎年5月に開催される「静岡ホビーショー」には国内外から数万人のファンが訪れ、世界的にも“模型の聖地”と呼ばれるほどです。
私のオフィスからもほど近い場所に、バンダイの工場がありましてす。日々の生活圏にある施設ですが、改めて足を運んでみると、観光資源としての可能性を強く感じました。

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アクセスと予約のポイント

まず、アクセスについて。駐車場はありません。
公共交通機関を使うのが基本で、JR東静岡駅や静岡鉄道長沼駅から徒歩圏内です。車で訪れる場合は、東静岡駅北口のコインパーキングを利用するのがベスト。私はつい「ついでに」と近くのショッピングモールに停めて歩いたのですが、これが大失敗。結構距離があり、結果として予約時間に遅刻し、最初の見学コーナーを逃してしまいました。
この工場はWEBからの完全予約制。1グループは約20名で、案内スタッフが付きます。週末は埋まっていまして、たぶん直前ではまず予約できません。「事前予約」と「時間厳守」は声を大にして伝えたいところです。



入口からテンションが上がります

外観からテンションがあがります。

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受付と入口ロビーも凝っていてガンダム世代にはたまらないです。

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そして入場ゲートをすぎると、数々の設計図がならんでいて、テンションはもうもうもう爆上がりします。

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工場見学の流れ

見学は約90分。前半と後半に分かれています。

前半:工場の概要と製造工程

プラモデルがどのように作られているかを学びます。樹脂を金型に流し込み、ランナーが形成されるまでの過程や、最新の生産設備。説明を聞きながら歩いていると、“あのガンプラ”がどうやって世界中に届けられているのかがよく分かります。
実は私は10年ほど前、旧工場の見学に参加したことがあるのですが、そのときは本当に「工場を見せてもらう」という内容で、体験要素はありませんでした。そのころからすでに複数色を同時に成型できる機械が稼働していましたが、今回はさらに進化。何層にも重ねて肌の質感を出す技術が紹介され、思わず「これはすごい」と唸りました。

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後半:体験とオリジナルパッケージ

後半は体験コーナー。自分で配色を考え、オリジナルデザインのパッケージを作ることができます。完成した箱は記念品として持ち帰りでき、さらにお土産にプラモデルを一ついただきました。これはオープン記念の特典かもしれませんが、とても嬉しい演出です。
案内スタッフの制服は、まるで連邦軍のユニフォームのよう。ガンダム世代には心踊る仕掛けで、子どもだけでなく大人も夢中になれる内容になっています。

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全面稼働は2026年へ

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今回訪れた工場は、まだ半分が未稼働。2026年に全面稼働予定とのことで、工場の半分は広いスペースになっていました。

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ガンダム要素は想像していたより控えめ

正直に言うと、私は「もっとガンダム寄りの演出があるのでは?」と期待していました。ハロが飛び回ったり、突然スマホの電波が途絶えて「ミノフスキー粒子か?」と思わせる仕掛けなど…。
しかし、実際はそこまでガンダム色は強くありません。
もちろん展示にはガンダム関連が多く登場しますが、あくまで「今のバンダイの姿」を体験できる内容です。ガンダムファンだけでなく、幅広い層が楽しめるように作られていると感じました。


旅行会社としての視点から一言


代理予約ができないため、団体ツアーに組み込むのは難しい
と感じました。個人客が自分で予約して行く形が基本です。そしてインバウンドもバンダイですからゆくゆくは対応すると思いますが現段階ではオペレーション的に厳しそう。
ただガンダムが好きな方には体験型施設としては非常に魅力的。
自分でデザインした箱を最後はもってかえることができます。
今だけかもしれませんが、オープン記念でガンプラをくれました、ラッキー!

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模型好きな大人も子供も間違えなく楽しめると思いました。

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